オーストラリアに幼児教育の勉強に行く人が多いと知り、どういうことなのだろうと興味を持ちました。私の中では、シュタイナー教育等で有名なドイツなどならともかく、なぜこの国なのかと素朴に疑問に思ったのです。
いろいろ見てみると、実はオーストラリアこそ幼児教育では世界の最先端だと言われているようです。この国では幼稚園の教員の指導力や日々の活動内容、園児との関わりなどにも厳しいチェック基準があるそうです。
ネットで探してみると、日本人が同国で学べる制度やプログラムも沢山あって驚きました。その多くが、留学をサポートする民間企業や、大学などの幼児教育学部などによって行われているようです。
たとえば東京の「オーストラリア留学サービス」が行っているプログラムでは、まず5ヵ月にわたって集中的に英語を学んだあと、幼児教育サティフィケートⅢという単位を履修して資格を取る仕組みになっています。
このプログラムは、もちろん講義だけでなく、併設されている幼稚園などできちんと実習もあります。1年で英語を身につけ、さらに専門資格も取得できるということで非常に人気があるようです。
また大阪府摂津市にある大阪薫英女子短期大学は、幼児教育専攻にオーストラリア保育研修があります。同国の保育園や幼稚園、また養護施設で保育実習を行うようです。
東京都の日本音楽学校でも、幼児教育科がオーストラリアのシドニーやメルボルンに海外研修に行っています。実際に研修に参加した学生達のレポートも、読んでみるとなかなか興味深いものです。
個人的に面白いと思ったのは、どの学校でも海外実習の際には、折り紙や紙芝居など日本独自の遊びを取り入れていることです。幼児の頃から文化交流を体験するというのも、確かに貴重なのかもしれません。
またオーストラリアといえば、ワーキングホリデーでも有名です。海外に長期滞在しながらアルバイトなどをしてお金を得られる仕組みで、最長1~2年のビザが発給されます。
これを使って、オーストラリアで幼児教育ボランティアに参加する人もいます。語学学校と組み合わせて、幼稚園の短期ボランティアなどを体験する人が多いようです。
この国は基本的に親日国であり、片言の日本語を話せる人も結構多いと聞きます。子ども達も日本のアニメを見て育つそうなので、これは幼児教育研修の際に、良い話題になるのではないでしょうか。
豊かな自然に恵まれ気候は温暖、治安も良く、世界中から集まる移民や留学生に対し寛容な社会と、たくさんの魅力を持つオーストラリア。いろいろ体験談を読んでいるうちに、私も一度この国に行ってみたくなりました。